梵鐘(旧道澄寺梵鐘)[栄山寺(榮山寺)/奈良]
国宝『梵鐘』 京都深草の道澄寺(後述)のために作られた梵鐘で、応仁の乱頃に道澄寺から流出し、江戸時代には栄山寺に入っている。 銘文に延喜17年(917年)とあり、この年に鋳造されている。 菅原道真が選 […]
WANDER 国宝 国宝を観賞するための情報・リスト・カレンダー
国宝『梵鐘』 京都深草の道澄寺(後述)のために作られた梵鐘で、応仁の乱頃に道澄寺から流出し、江戸時代には栄山寺に入っている。 銘文に延喜17年(917年)とあり、この年に鋳造されている。 菅原道真が選 […]
国宝『片輪車蒔絵螺鈿手箱』 漆に金粉を撒いた沃懸地に、貝細工の螺鈿を装飾した手箱で「片輪車」の模様を描いている。 手箱は、化粧道具など身の回りの品を収めた箱で、調度品の代表でもあり、神社の古神宝として […]
源氏八領とは 平安末期の騒乱について、鎌倉時代頃に書かれた軍記物語『保元物語』や『平治物語』に源氏の重宝として登場する8つの鎧。 そのほとんどが、保元の乱と平治の乱で失われ、現存するのは楯無の鎧のみ。 […]
尾形光琳のこと 光琳は、京都の裕福な呉服屋「雁金屋」の二男として生まれる。 雁金屋は、茶々・初・江の浅井三姉妹にも呉服を納めていたような名店だったが、光琳の兄が継いだころには経営が傾いていた。 風流暮 […]
国宝『浮線綾螺鈿蒔絵手箱』 手箱は、平安~鎌倉時代に貴婦人が手元に置き、化粧品や身の回りの道具を納めたもので、神社への奉納品にもされた。 浮線綾(ふせんりょう)は公家の有職文様で、花鳥などを幾何学的に […]
神護寺のこと 平安京の造営に尽力した和気清麻呂(わけのきよまろ)によって奈良時代末期に創建された「高尾山寺」と、同じく清麻呂が河内地方に建てた「神願寺」と合併して「神護寺」となる。 唐への留学から戻っ […]
国宝『梵鐘』 鐘に「戊戌年」と彫られており、造年がはっきりしている日本最古の梵鐘である。 鐘の銘は「戊戌年四月十三日 壬寅収糟屋評造春米連広国鋳鐘」と入り、戊戌年は文武天皇2年(698年)で、舂米連広 […]
国宝『玉蟲厨子(玉虫厨子)』 飛鳥時代に作られた厨子で、推古天皇の念持仏を安置したと伝わる。 木製で表面は黒漆で仕上げられ、部分的に透かし彫りの金具が付けられる。 金具の下には、昆虫の玉蟲(玉虫)の羽 […]
国宝『銅板法華説相図(千佛多寶佛塔)』 約80cm四方ほどの銅板に、法華経の「見宝塔品」を、鋳出・押出の技法を組み合わせて表現している。 寺伝によると、朱鳥元年(686年)に天武天皇の病気平癒を祈願し […]
誉田八幡宮のこと 宮内庁によって、応神天皇陵に比定されている「誉田御廟山古墳(こんだごびょうやまこふん)」は、東北東を向いた前方後円墳で、大山古墳(仁徳天皇陵に比定)に次ぐ2番目の大きさ。 日本書紀で […]
国宝『籬菊螺鈿蒔絵硯箱』 沃懸地(漆を塗った上から金銀粉を巻き敷く技法)に貝細工の螺鈿で、籬の中で咲き誇る菊と小鳥を描きだした硯箱。 内部は懸子になっており、水滴と硯がセットされ、その周辺には蒔絵の技 […]
西新井大師「総持寺」 総持寺は神奈川県にある曹洞宗の総本山が有名だが、東京都足立区にある真言宗豊山派の寺院「西新井大師」も正式名称は「総持寺」という。 伝承では空海によって平安時代に創建され、川崎大師 […]
国宝『玳玻天目茶碗』 玳玻(たいひ)とは、玳瑁(たいまい=ウミガメ)の甲羅のことで、釉薬をかけて焼いた表面が、鼈甲のような模様に見える焼物。 玳玻盞(たいひさん)とも呼ばれ、この茶碗を所有していた江戸 […]
野々村仁清の御室窯 作者の「仁清」は、京都丹波「野々村」(=現在の京都府美山町)の清右衛門という陶工で、一帯が「御室(おむろ)」と呼ばれる京都の仁和寺門前に「御室窯(おむろがま)」を開き、仁和寺の“仁 […]