国宝の観られる美術館・博物館・建築 年末年始カレンダー
今年の年末年始は9連休の方も多いでしょうか? お正月は事前に調べないと営業していないところも多いので、こちらでは国宝の観られる美術館・博物館・寺社以外の建造物などの営業時間をまとめました。 なお、神社や寺院はお正月でも参拝できるとことが多いので、寺社とその宝物館はこのリストには入れていません。 各月の公開カレンダーには寺社でのイベントも掲載していますので、そちらをご覧ください。 大雪など天候で営業体制が変わることもありますので、お出かけの際は公式サイト等でご確認ください。

北海道・東北エリア
遠軽町埋蔵文化財センター[北海道紋別郡遠軽町] 公式サイト
休館:12/31~1/5、11~4月は土日祝が休館
2022年に国宝に指定された『北海道白滝遺跡群出土品』が常時展示されています。 黒曜石で作られた縄文時代のナイフで、大小さまざまな形があります。
是川縄文館[青森県八戸市] 公式サイト
休館:12/27~1/4、月曜日
体操座りで祈るような仕草をした『合掌土偶』が常設展示されています。 この土偶の他にも様々な土偶や土器、石器などを観ることができます。
仙台市博物館[宮城県仙台市] 公式サイト
休館:12/28~1/4、月曜日
先代城(青葉城)跡にある仙台市博物館では、いつも何点かの国宝『慶長遣欧使節関係資料』が公開されています。 縄文~近代までの仙台地域の歴史や文化を紹介した常設展で、特に伊達家の資料が充実していて見応えがあります。

※この写真は別の期間に撮影したものです
山形県立博物館[山形県山形市] 公式サイト
休館:12/28~1/5
八頭身美女の縄文土偶『土偶(縄文の女神)』が常設展示されている博物館です。 山形城の二の丸跡に位置する総合博物館で、自然史に関する資料も充実しています。
米沢市上杉博物館[山形県米沢市] 公式サイト
休館:12/27~1/1、月曜日
米沢城跡や上杉神社などがある文化エリアで、初詣とあわせてお正月にピッタリです。 2千を超える上杉家の古文書類『上杉家文書』を所蔵していて、いつも数点が公開されています。 春と秋だけ現物が公開される国宝『洛中洛外図(狩野永徳筆)』の精巧な複製も観ることができます。
関東エリア
群馬県立歴史博物館[群馬県高崎市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、月曜日
国宝展示室では、国宝『群馬県綿貫観音山古墳出土品』の埴輪や武具、装飾品などかなりの数の考古資料が公開されています。 1/17からは特別展「縄文」展では国宝『中空土偶』が公開されます。

富岡製紙場[群馬県富岡市] 公式サイト
休館:12/29~12/31
明治時代の工業遺産『旧富岡製糸場』は、年末の3日間だけ休館し、新年は1/1から見学可能です。 広い敷地内は国宝の建物だけでなくパネル展示やショップもあってご家族連れに良さそうです。

さきたま史跡の博物館[埼玉県行田市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、月曜日
さきたま古墳群の一角にある博物館で『稲荷山古墳出土品』が公開されています。 一番人気の「金錯銘鉄剣」は展示ケース改修のためレプリカの展示ですが、国宝展示室いっぱいに大型古墳から出土した馬具や鉄器が展示されています。 古墳跡では発掘時の様子が再現されているので、そちらもあわせてご覧ください。
国立歴史民族博物館[千葉県佐倉市] 公式サイト
休館:12/27~1/4、月曜日
佐倉城跡にあるこの国立の博物館はかなり大型で、国宝の現物は『宋版史記(黄善夫本)』1点ですが、国宝の精巧な複製はかなりの数があり、ほとんどの展示品は写真撮影OKです。

伊能忠敬記念館[千葉県香取市] 公式サイト
休館:12/29~1/1、月曜日
古い蔵や明治期の建築をリノベーションした素敵なお店の多い佐原には、江戸時代に歩いて日本地図を作った伊能忠敬の旧居跡があり、近くの伊能忠敬記念館では国宝『伊能忠敬関係資料』が公開されています。 香取神宮にも近いのでお正月の観光にお勧めです。
東京国立博物館[東京都台東区] 公式サイト
休館:12/23~12/31、月曜日
※1/1は13時から開館
「博物館に初もうで」という企画があり、毎年恒例の長谷川等伯筆『松林図屏風』の他、干支や吉祥模様の作品が並びます。 国宝室の手前では奈良時代の写経『賢愚経(大聖武)』も公開されます。 混雑を避けての国宝鑑賞なら、法隆寺宝物館と平成館の考古資料がおススメです。

三井記念美術館[東京都中央区] 公式サイト
休館:12/27~1/3、月曜日(1/5は開館)
三井記念美術館のお正月は応挙の雪松図屏風が多いのですが、今回は「熊野御幸記と藤原定家の書」ということで、定家筆の国宝『熊野御幸記』が全て公開されています。 現在は愛知県にある国宝茶室の『如庵』の複製も公開されています。
サントリー美術館[東京都港区] 公式サイト
休館:12/30~1/1、火曜日(1/6は開館)
六本木のミッドタウン内にあるサントリー美術館は、休館は12/30~1/2のみで1/6も開館、閉館時間は18時ととても行きやすい営業体制です。 1/12までは、和歌山県の根来寺に由来する漆器「根来塗」の展覧会で、国宝『熊野速玉大社 古神宝類』から「唐櫃」が公開されています。
迎賓館 赤坂離宮[東京都港区] 公式サイト
休館:12/29~1/3、水曜日
国賓の接遇などが行われる『旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)』では、国宝の本館内部を見学するには¥1,500かかりますが、建物を外から間近で観られる庭園のみの入場は¥300とお手頃価格なので、季節の花を観に行くのも楽しいです。

静嘉堂文庫美術館[東京都千代田区] 公式サイト
休館:12/22~1/1、月曜日
静嘉堂文庫美術館の入る明治生命館は、皇居のお堀に面して建つ昭和9年(1934年)竣工の建物で、重要文化財に指定されています。 今はちょうど展覧会の合間で、1/2から「たたかう仏像」という十二神将や不動明王など武装した仏像・仏画の展覧会です。 有名な国宝茶碗の『曜変天目(稲葉天目)』も公開されます。
神奈川県立金沢文庫[神奈川県横浜市] 公式サイト
休館:12/28~1/5、月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
金沢文庫は金沢北条氏が邸宅内に構えた文庫で、鎌倉幕府が滅亡した後も隣接する称名寺が管理しました。 金沢文庫本は徳川家康が蒐集して尾張徳川家に伝わったので、徳川美術館と名古屋市蓬左文庫にはかなりの数があり、今回は徳川美術館との共催で「金沢文庫本」という展覧会をしています。 『文選集注』などの旧蔵書や金沢文庫にまつわる古文書の『金沢文庫文書』、金沢北条氏の肖像画『金沢北条氏四将像』が公開されています。
甲信越エリア
十日町市博物館[新潟県十日町市] 公式サイト
休館:12/28~1/3、月曜日、火曜日
あの有名な火焔型土器は実は1つだけではなく、火焔型土器14点と王冠型土器3点を含む深鉢形土器57点が『笹山遺跡出土深鉢形土器』として1件の国宝に指定されていて、いつも何点かが公開されています。 12~2月は月曜日と火曜日が休館日になるようです。
国立工芸館[石川県金沢市]公式サイト
休館:12/28~1/1、月曜日
近くには金澤神社、石浦神社、石川護国神社と初詣スポットがたくさんあって、年始は1/2から開館しています。 近現代の工芸品が多いのですが、今は能登半島地震と豪雨の復興展覧会「ひと、能登、アート。」が開催されています。 東京国立博物館でよくお目にかかる国宝『秋草文壺』[慶応義塾]が出張しています。
石川県立美術館[石川県金沢市] 公式サイト
休館:12/29~1/3
国立工芸館に隣接する石川県立美術館では、通常展で所蔵品の野々村仁清作『色絵雉香炉』が公開されていて、隣には重要文化財「色絵雌雉香炉」も仲良く並んでいます。 コレクション展は大人¥370というお手頃価格ですよ。

越前町織田文化歴史館[福井県丹生郡越前町] 公式サイト
休館:12/27~1/6
織田信長の織田家発祥の地「織田(おた)」にある越前国二宮「劔神社」の隣に建つ複合施設なので、初詣の帰りにぴったり!ですが、年末年始は長めのお休みになるようです。 劔神社の神宮寺「劔御子寺」の寺名と神護景雲4年(770年)の銘が入った国宝『梵鐘』が公開されています。
茅野市尖石縄文考古館[長野県茅野市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、月曜日
諏訪市の隣の茅野市には、『土偶 仮面の女神』と『土偶 縄文のビーナス』という2点の国宝土偶があります。 公共交通だと茅野駅から1日3本のバスで20分かかりますので、計画はしっかり立ててください。 車なら諏訪大社とあわせてお正月のレジャーにいかがでしょう。
松本城[長野県松本市] 公式サイト
休館:12/29~12/31
松本城の国宝『天守』は年末の3日間だけお休みで、元旦からはお正月らしいイベントがあったり、本丸庭園が無料で開放されます。 松本は城下町の面影が残る場所が多いので、天守見学の後は町ぶらやグルメも楽しめます。

旧開智学校[長野県松本市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、火曜日
松本城からも歩ける距離の旧開智学校は、建物自体の見学だけでなく、内部には開智学校にまつわる資料が展示されています。 開智学校の看板を支える天使が西洋風でかわいいですが、実は和風建築の技術で建てられています。

東海エリア
犬山城[愛知県犬山市] 公式サイト
休館:12/29~31
尾張徳川家の付家老(将軍から付けられた家老)だった成瀬家のお城で、元は織田一族の配下にありました。 上層まで登ることができる国宝『天守』からの眺めは素晴らしく、反対に木曽川沿いから天守を見上げたところも素敵です。 周辺は鎮守社もあり門前町が賑やかなので、たっぷり時間を取ってください。
如庵[愛知県犬山市] 公式サイト
休館:12/29~31、水曜日
犬山城から徒歩10分ほどのところに数年前にリブランドしたホテルインディゴと、隣接する「有楽苑」には織田信長の弟の織田有楽斎が作った国宝茶室の『如庵』があります。 中に入ることはできませんが、近づいて中をのぞくことができます。 苑内には他にも茶室や建物があって、1/2~1/6には新春の和菓子と抹茶セットが¥1,000で頂けます。
松坂市文化財センター(はにわ館)[三重県松坂市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、月曜日
2024年に国宝に指定された『三重県宝塚一号墳出土埴輪』が常設展示されています。 埴輪といわれてまっ先に思い浮かべるはに丸くんの様な人型埴輪は1つもなくて、家や甲冑などのミニチュア版のような埴輪です。 特に船型埴輪は貴人席の傘など装飾が見事です。
近畿エリア
彦根城[滋賀県彦根市] 公式サイト
年中無休
彦根駅から徒歩15分ほどに位置する彦根城は、一帯が文化エリアになっていて、ひこにゃんが門松などお正月飾りと共に迎えてくれます。 大晦日には国宝天守へ向かう石段の途中にある時報鐘を撞くことができるようです。 敷地内にある彦根城博物館は12/25~31が休館になります。

京都国立博物館[京都市東山区] 公式サイト
休館:12/29~1/1、月曜日
三十三間堂と豊国神社にはさまれた京都国立博物館では、現在は特別展は開催されておらず、所蔵品や寄託品中心の通常展期間です。 通常展と言っても、『阿須賀神社伝来 古神宝類』から3点の鏡、東福寺の『禅院額字』から4点の書、安祥寺の『五智如来坐像』は平安時代初期の大きな仏像が5躯と充実の内容です。 これで大人¥700、大学生¥350、高校生以下は無料なのですから、さすが国立の太っ腹です。 以前のお正月には紋付羽織袴のトラりんがノリノリでお出迎えしてくれました。

二条城 二の丸御殿[京都市中京区] 公式サイト
休館:12/26~1/3(庭園の休みは12/29~12/31のみ)
二条城は12/29~12/31が休みで元旦から営業していますが、国宝の『二の丸御殿』の内部見学は、12/26~1/3まで休みになります。 12/24~1/26は冬のイベントで、普段は中に入ることができない白書院の二の間・三の間に入室でき、そこから通常非公開の四の間を観ることができます。

奈良国立博物館[奈良県奈良市] 公式サイト
休館:12/28~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)
現在は特集展示と通常展で構成されていて、特別陳列の「春日若宮おん祭の信仰と美術」で春日大社の国宝『若宮御料古神宝類』から2点、名品展の「珠玉の仏教美術」では、『牛皮華鬘』と高野山金剛峯寺の『中尊寺経』が公開されています。 今の期間は大人¥700、大学生¥350、高校生以下は無料で新館と仏像館を観ることができてお得感満載です。

※この写真は別の期間に撮影したものです
橿原考古学研究所付属博物館[奈良県橿原市]公式サイト
休館:12/28~1/5
橿原神宮に近いのですがお正月休みが長めです。 国宝『奈良県藤ノ木古墳 出土品』はかなりの数の武器や馬具、土器などで構成されていて、詳しい解説や当時の姿を復元したものも展示されているので、じっくり観るとかなり時間がかかります。 1/18まで藤ノ木古墳と同じ未盗掘墓だったイギリスのサットン・フー船葬墓に関する展示もあるようです。

大阪市立東洋陶磁美術館[大阪市北区] 公式サイト
休館:12/28~1/5
この美術館が所蔵する2つの国宝『油滴天目茶碗』と『飛青磁花生』はほとんどの期間で展示されていて、今はどちらも通常展のコレクション展で公開されています。 …が、こちらは通常展と特別展が共通券になっているので、特別展の値段を払わないと通常展を観ることができないんです。 両方あわせるとかなりのボリュームなので、お時間に余裕をみてください。
藤田美術館[大阪市都島区]公式サイト
休館:12/29~1/5
モダンにリニューアルした藤田美術館は、3室の展示室が1月ずつずらしながら各3か月間の展示をする形式で、今観られる国宝は11月~1月まで公開されている『大般若経(薬師寺経)』です。 かつて奈良の薬師寺に伝わった全600巻の内、387巻という大部分を所蔵されています。
神戸市立博物館[神戸市中央区] 公式サイト
休館:12/29~1/1、月曜日
大ゴッホ展でにぎわう神戸市立博物館には、国宝『桜ヶ丘銅鐸14個・銅戈7個』が常時公開されている通常展もあります。 金・土は夜8時まで夜間延長があり、年明けは2・3日がさっそく夜間開館ですので、初詣の帰りに足を延ばすと良さそうです。 通常展は、考古・浮世絵・古ガラスなど幅広い展示を¥300で観ることができます。

姫路城[姫路市] 公式サイト
休館:12/27~12/30
いつも年末の2日間だけお休みになる姫路城ですが、今年は電気設備工事が入る為12/27~30の4日間がお休みになります。 広大な姫路城の中で国宝に指定されているの建物は『大天守・西小天守・乾小天守・東小天守・各天守の渡櫓 4棟』です。

山陽・山陰エリア
旧閑谷学校[岡山県備前市] 公式サイト
休館:12/29~12/31
江戸時代の初期に岡山藩主の池田光政が創建した、庶民でも学べる学校では日本最古です。 1/4には読初の儀があり、普段は入ることができない国宝『講堂』の内部に入ることができます。 明治時代に建てられた資料館では、閑谷学校の歴史を学ぶことができます。

松江城[島根県松江市] 公式サイト
年中無休
朝ドラ「ばけばけ」で盛り上がる松江のランドマーク『松江城 天守』は年中無休で天守の中に入ることができます。 お城の周辺には、ばけばけ展開催中の松江歴史館や、小泉八雲の旧居跡や資料館、県知事様とおリヨ様が出てきそうな興雲閣と、見どころがたくさんあります。

荒神谷博物館[島根県出雲市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、火曜日
出雲大社の近くで国宝考古資料を公開している島根県立古代出雲歴史博物館が耐震工事で長期休館中なので、国宝『荒神谷遺跡出土品』は出土地に建つ荒神谷博物館に里帰りしています。 9か月にわたるお里帰りも1/12までですので、

柏原美術館[山口県岩国市] 公式サイト
休館:12/30~1/1、火曜日
錦帯橋と岩国城の間は美術館や史跡が並ぶ文化エリアで、ロープウェイ乗り場の隣にある柏原美術館は、刀剣や甲冑などの武具や調度品を中心とした美術館です。 12/26~1/25に公開される国宝『刀(名物稲葉江)』は、江戸時代に「江(ごう)とお化けは見たことがない」とものの例えになるほどの貴重な刀剣です。
九州・沖縄エリア
九州国立博物館[福岡県太宰府市] 公式サイト
休館:12/24~12/31、月曜日
初詣でにぎわう太宰府天満宮に隣接する九州国立博物館は、元旦から営業しています。 特別展のない今は入館料がお手頃で、一般¥700、大学生¥350、高校生以下は無料です。 お正月恒例の尾張徳川家の大名道具『初音の調度』や、常時複数点が公開される『宮地嶽古墳出土品』『宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品』、観世音寺の『梵鐘』が公開されています。

福岡市博物館[福岡県福岡市] 公式サイト
休館:12/28~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)
通常展でいつも公開されている国宝『金印 漢委奴國王』と、毎年1月は黒田家に伝わった国宝刀剣『刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押(名物 へし切)』が公開されています。 2/3~3/1は同じく黒田家の国宝『太刀 無銘一文字(日光一文字)』が公開されます。
伊都国歴史博物館[福岡県糸島市] 公式サイト
休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)
古代国家「伊都国」があった糸島市にはたくさんの遺跡があり、その出土品や資料を公開している博物館です。 大規模改修で10月から休館していましたが、1/4から再開するようです。 新館3階の常設展示「王墓の部屋」では、平原遺跡から発見された国宝『平原方形周溝墓出土品』が、原寸模型や出土状況の再現と合わせて公開されています。
今月・来月のカレンダー
寺社でのご開帳や法要などの行事、美術館・博物館での国宝公開スケジュールなどを、月ごとにまとめています。
寺社や宝物館
博物館所蔵の仏像は公開期間が限られたり、寺院でも秘仏で数年に一度しか非公開の建物や、






