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特集|2024~2025年末年始 国宝の観られる美術館・博物館・国宝建築カレンダー

特集・まとめ・資料

国宝の観られる美術館・博物館・建築 年末年始カレンダー

今年はすっかりコロナ禍を抜け出し、キラキラのクリスマスイルミネーションや、にぎやかなお正月を迎えられる年末年始になりそうです。 土日休みの方は9連休ということで、のんびり過ごせそうな方も多いのではないでしょうか。 せっかくのお休みですから、以外と行ったことがない地元の博物館だとか、帰省や旅行先の資料館やお城なんかを観てみてはいかがでしょう。 年末年始はお休みの館も多いので、休館情報を一覧表にしています。 12/29~1/3まで休館というパターンが多いですが、国宝5天守は全て元旦から観られますし、国立博物館は2日(九州は元旦)から営業しています。 新年のイベントがあることも多くて楽しいですよ。

北海道・東北エリア

函館市縄文文化交流センター[北海道函館市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

北海道唯一の国宝『中空土偶』が常設展示されています。 隣には道の駅「縄文ロマン 南かやべ」があります。

遠軽町埋蔵文化財センター[北海道紋別郡遠軽町] 公式サイト

休館:12/31~1/5、冬季は土日祝休み

2022年に国宝に指定されたばかりの『北海道白滝遺跡群出土品』が常時展示されています。 この出土品は黒曜石で作られた石器類で、大小さまざまな石器を観ることができます。

是川縄文館[青森県八戸市] 公式サイト

休館:12/27~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

是川縄文館には国宝『合掌土偶』が常設展示されています。 近くにある是川遺跡には、縄文集落の様子が再現されています。

仙台市博物館[宮城] 公式サイト

休館:12/28~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

リニューアル工事が終わった仙台市博物館のテーマ展示室2では、いつも何点かの国宝『慶長遣欧使節関係資料』が公開されています。 青葉城に近く、伊達家にゆかりの展示品が多数公開されているので、歴史ファンには楽しい博物館だと思います。

山形県立博物館[山形]  公式サイト

休館:12/27~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

超モデル体型の縄文土偶『土偶(縄文の女神)』が公開されている博物館です。 自然史から歴史資料、民族資料まで地元のことが幅広く知れる総合額物館です。

米沢市上杉博物館[山形県米沢市] 公式サイト

休館:12/27~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

米沢城跡や上杉神社のあるエリアなので、初詣も兼ねてお正月にはちょうどいい博物館です。 2千を超える上杉家の古文書類の国宝『上杉家文書』があって、いつも数点が公開されています。 国宝『洛中洛外図(狩野永徳筆)』の精巧な複製も観ることができます。

関東エリア

群馬県立歴史博物館[群馬県高崎市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

国宝展示室で、2020年に国宝に指定された『群馬県綿貫観音山古墳出土品』や古墳の模型などが常時公開されています。 東京と九州のハニワ展で数点が出張中だと思いますが、それでも見ごたえのある数量です。

富岡製紙場[群馬県富岡市] 公式サイト

休館:12/29~12/31

明治時代に作られた工業遺産の『旧富岡製糸場』は、国宝に指定された「繰糸所」「東置繭所」「西置繭所」の他にも、外国からの指導者たちが暮らした建物や寮なども残っていて、見応えがあります。 元旦から公開されるようです。

さきたま史跡の博物館[埼玉県行田市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

さきたま古墳群の一角にある博物館で、『稲荷山古墳出土品』が常時公開されています。 この国宝の中で一番人気なのが、剣の表裏に合計115字を刻んだ「金錯銘鉄剣」で日本最古の文章といわれるものですが、現在は残念ながら展示ケース改修のためレプリカの展示です。

国立歴史民族博物館[千葉県佐倉市] 公式サイト

休館:12/27~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

国宝の現物は国宝『宋版漢書(慶元刊本)』1冊ですが、色々な国宝の複製が公開されていて、しかも写真OKなので、国宝に興味がある方にはおすすめの博物館です。 佐倉城跡にあって、敷地内には屋外展示や石碑なども多いので、散策も楽しいです。

伊能忠敬記念館[千葉県香取市] 公式サイト

休館:12/29~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

東北から関東への船の物流拠点として栄えた佐原は、昔の街並みを大切に保存されていて、伊能忠敬記念館では国宝『伊能忠敬関係資料』が常に何点か公開されています。 香取神宮から3kmほどで、近所には伊能忠敬の旧宅やグルメスポットもあるので一日中楽しめます。

東京国立博物館[東京都台東区] 公式サイト

休館:12/23~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

「博物館に初もうで」という企画があり、毎年恒例の『松林図屏風(長谷川等伯筆)』や、刀剣乱舞で人気の『太刀(小竜景光)』、古備前の名刀『太刀 銘 備前国友成造』が公開されます。 ハニワ展に行きそびれた方は、国宝がゴロゴロしている平成館1階の考古展示室がおすすめです。

国宝『太刀 小竜景光』

皇居三の丸尚蔵館[東京都千代田区] 公式サイト

休館:12/23~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

皇居の東御苑内に建つ皇居三の丸尚蔵館は、皇族に伝わった文化財や美術品が公開される博物館で、大手町駅や東京駅の丸の内口からも近く、広すぎないのもちょっと立ち寄るのにちょうどいいです。 1/4~はお正月らしい国宝『動植綵絵』伊藤若冲筆から「老松白鳳図」が公開されます。

国宝『動植綵絵』伊藤若冲筆「老松白鳳図」

静嘉堂文庫美術館[東京都千代田区] 公式サイト

休館:12/28~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

世田谷区から丸の内に移転した静嘉堂文庫美術館は、2024年の大河ドラマでも注目された源氏物語など平安文学をテーマにした展覧会が開かれています。 美しい料紙に和歌と漢文が書かれた国宝『倭漢朗詠抄 巻下残巻(太田切)』と、風神雷神を描いた俵屋宗達による国宝『源氏物語 関屋・澪標図屏風』に、こちらの館の代表的な所蔵品の『曜変天目(稲葉天目)』も公開されています。

三井記念美術館[東京都中央区] 公式サイト

休館:12/27~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

三井家伝来の品々が公開される三井記念美術館では、冬の情景でおめでたい画題でもある国宝『雪松図屏風(円山応挙筆)』を中心にした展覧会が多く、今年は「唐ごのみ」というテーマで中国絵画や書を中心とした展覧会です。 愛知県にある国宝茶室『如庵』の複製も展示されています。 

サントリー美術館[東京都港区]

休館:12/30~1/1、火曜日

六本木の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館では「儒教のかたち こころの鑑」展が開催中で、日本絵画、特に江戸時代の狩野派なんかをお好きな方は、こちらを観ておくと画題や意匠の理解が深くなると思います。 栃木県にある足利学校の国宝で公開されることが少ない『宋版尚書正義』が観られます。

迎賓館 赤坂離宮[東京都港区] 公式サイト

休館:12/27~1/6、水曜日

国賓の接遇などが行われる『旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)』は、クリスマス前にはライトアップイベントやガーデンカフェが開催されていましたが、お正月はちょっと長めのお休みです。 お正月ですし、事前予約の和風別館なんかも良さそうです。

鎌倉国宝館[神奈川鎌倉市] 公式サイト

休館:12/2~1/6展示替え、月(祝日の場合は翌火曜日)

鶴岡八幡宮の境内にある鎌倉国宝館は、鎌倉市の運営で鎌倉の寺社の貴重な文物が保管・展示されていますが、残念ながら初詣のピークは休館です。 1/7~の展覧会「国宝 鶴岡八幡宮古神宝」では、鶴岡八幡宮に伝わる『古神宝類』が公開されますので、混雑を外した初詣に良さそうです。

神奈川県立金沢文庫[神奈川県横浜市] 公式サイト

休館:12/28~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

金沢文庫では、隣接する称名寺に伝わった国宝『称名寺聖教/金沢文庫文書』が公開されることが多く、現在の展覧会「運慶」でも数点を観ることができます。 この展覧会では、京都の真如堂が所有する国宝『法華経(運慶願経)』が観られるのが貴重です。

甲信越エリア

十日町市博物館[新潟県十日町市] 公式サイト

休館:12/28~1/3、月、火

岡本太郎が大絶賛したという火焔型土器を含む『笹山遺跡出土深鉢形土器』を常時公開しているのがこちらの博物館で、数十点の国宝土器から展示替えをしながら何点かが公開されます。

石川県立美術館[石川県金沢市] 公式サイト

休館:12/29~1/3

兼六園に隣接する文化エリアで、通常展の1室に野々村仁清作の国宝『色絵雉香炉』と重要文化財「色絵雌雉香炉」が番で展示されています。 前田家の所有する文化財が公開されることもありますが、この時期に公開される国宝は1点だけです。 1階にある喫茶のケーキが絶品ですので、ぜひ立ち寄ってください。

越前町織田文化歴史館[福井県丹生郡越前町] 公式サイト

休館:12/28~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

織田信長の織田家発祥の地ですが、地名は「おた」と読むようです。 延喜式にも記載される越前国の二宮「劔神社」の隣にあり、劔神社の神宮寺「劔御子寺」の寺名と神護景雲4年(770年)の銘が入った国宝『梵鐘』が展示されています。 残念ながら音色を聴くことはできません。

茅野市尖石縄文考古館[長野県茅野市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

諏訪湖に近い茅野市には、『土偶 仮面の女神』と『土偶 縄文のビーナス』という2点の国宝土偶があります。 1/4からは干支の蛇にちなんで、蛇のような模様の取っ手が付いた縄文土器「蛇体把手付土器」の特集展示があるようです。

松本城[長野県松本市] 公式サイト

休館:12/29~12/31

松本城の国宝『天守』は元旦から入場可能で、お正月らしい屋外イベントや、本丸庭園の無料開放で盛り上がります。 

旧開智学校[長野県松本市] 公式サイト

休館:12/29~1/3

ここ数年、耐震工事で内部の見学ができなかった国宝『校舎』が、2024年11月から再オープンしています。 西洋建築のようですが、日本の大工さんが西洋風に建てたのだそうです。

東海エリア

久能山東照宮博物館[静岡市駿河区]公式サイト

無休

ロープウェイか長い長い階段を登って参拝する久能山東照宮は、『本殿・石の間・拝殿』が国宝に指定されています。 その附指定で、建築や修理の時の経緯などを板に書いた「棟札」が、隣接する博物館で公開されています。

徳川美術館[名古屋市東区] 公式サイト

休館:12/16~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

1/1追記:1/4~の名品ギャラリーでは、国宝の公開がありませんでした。

尾張徳川家伝来の文物が観られる徳川美術館では、通常展の「名品ギャラリー」で国宝『婚礼調度』1~2点が公開されます。 年末時点ではまだ年明けのリストが発表されていませんが、婚礼調度の他にも国宝刀剣が公開されることもあります。

犬山城[愛知県犬山市] 公式サイト

休館:12/29~31

尾張徳川家の付家老だった成瀬家のお城で国宝5城に数えられる犬山城は、国宝『天守』の見学だけでなく、鎮守の神社に初詣もできますし、駅までの道のりには楽しい門前町が広がっていて、グルメスポットがたくさんあります。 

如庵[愛知県犬山市] 公式サイト

休館:12/29~31、水

犬山城から徒歩10分ほどのところに、数年前にリブランドしたホテルインディゴがあり、隣接する庭園「有楽苑」には織田信長の弟の織田有楽斎が作った国宝茶室の『如庵』があります。 苑内には他にも茶室や建物があって、1/2~1/6には新春和菓子と抹茶セットが¥1,000で頂けるようです。

松坂市文化財センター(はにわ館)[三重県松坂市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

2024年に国宝に指定されたばかりの『三重県宝塚一号墳出土埴輪』が常設展示されている博物館です。 群馬や埼玉あたりで出土する人の姿の埴輪とは全く違う、船や家の形をした精巧な埴輪が有名です。 特に一番大きな船型埴輪は細かい装飾などとても見事です。

近畿エリア

彦根城[滋賀県彦根市] 公式サイト

年中無休

ひこにゃんが人気者の彦根城は、ライトアップなどのイベントも多く、年末年始も休みなく年中無休で公開されています。 周辺には日本庭園や城下町もあるので、国宝『天守』だけでなく色んな楽しみ方ができそうです。

昨年から防災設備の工事をしているので、1/14~1/31は天守への入場ができなくなるようです。

京都国立博物館[京都市東山区] 公式サイト

休館:12/29~1/1、月曜日(祝日の場合は翌火曜日)※12/3~12/28は庭園のみ

法然と極楽浄土展の終了から年末までは庭園のみの公開で、1/2からは特別展ではなく名品ギャラリーという通常展的な展示です。 部屋ごとに考古や絵画などテーマがあって、京博所蔵や寄託品が展示されるのですが、入館料¥700なのにとても豪華で見応えがあります。

「墨蹟-禅僧の書」では『古林清茂墨蹟(月林道号)』『大燈国師墨蹟(関山字号)』『禅院額字并牌字』の3つの国宝の書が、1階の仏像コーナーでは安祥寺の『五智如来坐像』と浄瑠璃寺の『四天王立像』から「多聞天像」を観ることができます。 お正月には公式キャラクターのトラりんが羽織袴の正装で登場するかも!?です。

二条城 二の丸御殿[京都市中京区] 公式サイト

休館:12/26~1/3(庭園の休みは12/29~12/31のみ)

二条城は12/29~12/31が休みで元旦から営業していますが、国宝の『二の丸御殿』の内部見学は、12/26~1/3まで休みになってしまいます。 1/4からは普段は入室できない「三の間」の特別入室など、特別企画もいくつかあるようです。 2024年秋からは重要文化財の「本丸御殿」が18年振りに公開されるようになっていて、二の丸御殿と同じスケジュールで営業するようです。

相国寺承天閣美術館[京都市上京区] 公式サイト

休館:12/27~1/5

御所の北に位置する相国寺にある宝物館的な美術館で、相国寺に伝わった名品を観ることができます。 今は「禅寺の茶の湯」という展覧会で、国宝の抹茶茶碗『玳玻天目茶碗』が公開されています。 外側がべっ甲みたいで内側には梅の模様があるので、玳玻盞天目や梅花天目とも呼ばれます。 下鴨神社や晴明神社からは徒歩移動もできますので、初詣帰りにどうでしょう。

奈良国立博物館[奈良県奈良市] 公式サイト

休館:12/28~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

この時期は毎年、特別展ではなく特集展示と通常展で構成されることが多く、春日若宮おん祭に関する展示で春日大社に伝わる国宝『若宮御料古神宝類』から5点と、なら仏像館では元興寺の国宝『薬師如来立像』が公開されています。 

大阪市立東洋陶磁美術館[大阪市北区] 公式サイト

休館:12/28~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

数年ぶりにリニューアルオープンした大阪市立東洋陶磁美術館では、『油滴天目茶碗』と『飛青磁花生』の2つの国宝を観ることができます。 今は上海博物館と共同開催の中国陶磁の展覧会をやっているので、「一級文物」という中国の国宝も数多く展示されているようです。

藤田美術館[大阪市都島区]

休館:12/29~1/5

4つある展示室を月替わりで3室公開して、お休みの1室は翌月の準備をする形で年中無休の藤田美術館も、年末年始だけは休館になります。 12~2月には国宝『玄奘三蔵絵(法相宗秘事絵詞)』が公開されています。 ロビーの和風カフェや庭園が素敵な美術館です。

神戸市立博物館[神戸市中央区] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

元町や三宮から徒歩圏内の神戸市立美術館では、国宝『桜ヶ丘銅鐸14個・銅戈7個』が常時公開されています。 今は特別展はやっていませんが、神戸の歴史を紹介する常設展示も観ることができます。

国宝『桜ヶ丘銅鐸』神戸市立美術館

 姫路城[姫路市] LINK 公式サイト

休館:12/29~12/30

ほぼ年中無休の姫路城も、12/29と30の2日間だけお休みになります。 広大な姫路城ですが、国宝に指定されているのは『大天守・西小天守・乾小天守・東小天守・各天守の渡櫓 4棟』です。 2/15~3/2には冬の特別公開で通常非公開の「トの櫓」「との一門」「搦手周辺」が公開されます。

国宝『姫路城 天守』

和歌山県立博物館[和歌山市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

今年は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて20周年で、和歌山県立博物館では5期にわたって記念特別展が開かれています。 今は第4回で「熊野信仰の美と荘厳」がテーマで、熊野速玉大社の国宝神像から『熊野速玉大神・夫須美大神坐像』の2躯、国宝『熊野速玉大社 古神宝類』からは22点が出展されます。 

山陽・山陰エリア

旧閑谷学校[岡山県備前市] 公式サイト

休館:12/29~12/31

江戸時代の初期に、岡山藩主の池田光政が創建した学校で、庶民でも学べる学校としては日本最古です。 1/4には読初の儀があり、普段は入ることができない国宝『講堂』の内部まで入ることができます。

松江城[島根県松江市] 公式サイト

年中無休

年中無休の松江城では、先着30名限定で国宝『天守』から初日の出を望むという企画があります。 日の出は7:16頃なので早起きが大変ですが、お城から初日の出を眺めるなんて、お殿様みたいですね。 先着100名には紅白もちも配られるようです。

古代出雲歴史博物館[島根県出雲市] 公式サイト

休館:年末年始は営業(1/7が休館)

出雲大社のすぐ近くにある博物館で、年末年始もずっと開館している貴重な博物館です。 国宝『荒神谷遺跡出土品』と『加茂岩倉遺跡出土銅鐸』が常時公開されていて、これは両方ともかなりの点数があり、迫力満点です。

国宝『加茂岩倉遺跡出土銅鐸』古代出雲歴史博物館

柏原美術館[山口県岩国市] 公式サイト

休館:12/29正午~1/1、火曜日

以前は岩国美術館だった柏原美術館では、国宝『刀(名物稲葉江)』を観ることができます。 岩国城のロープウェイ乗り場の隣で、周辺は吉香公園や吉香神社がありますので、初詣や小旅行にちょうどいい文化的なエリアです。

九州・沖縄エリア

九州国立博物館[福岡県太宰府市] 公式サイト

休館:12/23~12/31、月(祝日の場合は翌火曜日)

太宰府天満宮に隣接する九州国立博物館は元旦から営業しています。 東博で人気だった「はにわ」展が始まるのは1/21~で、今は文化交流展示室という通常展だけですが、いつも何点かが公開される『宮地嶽古墳出土品』や『宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品』の他、観世音寺の『梵鐘』と『太刀 銘 来国光』も観ることができます。

福岡市博物館[福岡県福岡市] 公式サイト

休館:12/28~1/4、月(祝日の場合は翌火曜日)

通常展でいつも公開されている国宝『金印 漢委奴國王』の他に、毎年1月は国宝刀剣『刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押(名物 へし切)』も公開されます。 1/26まで「九州真宗の源流」という特別展が開かれていて、東京大学が所蔵する国宝『島津家文書』から「島津義弘掟書(真宗禁制)」を観ることができます。

伊都国歴史博物館[福岡県糸島市] 公式サイト

休館:12/29~1/3、月(祝日の場合は翌火曜日)

朝ドラでも話題の糸島市にある博物館で、新館3階の常設展示「王墓の部屋」では、平原遺跡から発見された国宝『平原方形周溝墓出土品』が、原寸模型や出土状況の再現と合わせて公開されています。

佐賀県立美術館[佐賀県佐賀市] 公式サイト

休館:12/29~1/1、月(祝日の場合は翌火曜日)

豊臣秀吉が拠点にした佐賀県唐津市の名護屋には名護屋城が築かれ、一時は人口20万人の大都市で、天守の豪華さは聚楽第にも勝るほどだったようです。 佐賀県立美術館で開かれている「桃山三都」展は、京都と大阪と肥前名護屋の三都に花開いた桃山文化の展覧会です。 残念ながら国宝『太刀 銘 来国光』の公開は12/15で終了してしまいましたが、東京大学の『島津家文書』が公開されます。

那覇市歴史博物館[沖縄県那覇市] 公式サイト

休館:12/26~1/9

残念ながら年末年始は長期のお休みをとる那覇市歴史博物館。 こちらでは、琉球王国時代の衣装や祭祀具、刀剣や文書類などが一括で国宝に指定されている『琉球国王尚家関係資料』を所蔵していて、いつも数点が公開されています。 1/10~のテーマは「松竹梅の紅型衣裳」と「朱漆と沈金の漆器」です。

今月・来月のカレンダー

寺社でのご開帳や法要などの行事、美術館・博物館での国宝公開スケジュールなどを、月ごとにまとめています。

寺社や宝物館

博物館所蔵の仏像は公開期間が限られたり、寺院でも秘仏で数年に一度しか非公開の建物や、

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